将棋業界ノンフィクション

将棋界をテーマにしたノンフィクション書籍をご紹介しています。プロ将棋の舞台裏など。

将棋の子

奨励会ノンフィクション。希望と絶望が交錯する壮絶な世界。プロ棋士に届かず、夢破れて奨励会から去った若者たちのその後が描かれています。

オール・イン

夢かなわず奨励会三段で退会した天野氏の自伝。遊びへの誘惑が断ち難く、ありあまる才能を活かすことのできない奨励会の日々。

その後の過酷な運命の中でも、さわやかな希望が静かな筆致で綴られています。人生を考えさせられる一流のドキュメントです。

盤上の人生 盤外の勝負

プロ棋士から将棋ライターに転進した河口俊彦氏の著書。将棋界の内側からみた業界ノンフィクション。昭和の名棋士たちから羽生世代まで。

どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?―現代将棋と進化の物語

羽生さんの対局を考察しつつ、対局者のインタビューも交えて理解を深める。現代将棋の研究風景を垣間見ることができます。

実録 名人戦秘話 ~棋士生活40年 田丸昇の将棋界見聞記~

「1976年の名人戦契約社変更、1991年の幻の名人戦移籍案、そして2006年の名人戦契約騒動」。名人戦の事件の数々を詳細レポート。

棋士が数学者になる時 千駄ヶ谷市場3

先崎学氏による将棋界エッセイ。羽生VS森内の名人戦など、最近の将棋界を考察しています。

先崎氏の文体は軽やかでウィットに富んでいて読みやすいです。

将棋界の真相

2000年に書かれた田中 寅彦氏による将棋業界エッセイ。棋士の日常や収入など、広範囲に将棋界を紹介しています。