将棋の定跡をテーマにした書籍をご紹介しています。個別の定跡を学ぶ前に、総合的な定跡について広く浅く学べる本です。
将棋・序盤完全ガイド (上野裕和)
序盤の定跡のマスターするのに最適。
振り飛車について、基本の戦法、歴史的な変遷、相関関係が理解できます。
非常にわかりやすい内容で、将棋の序盤が俯瞰できる良書。シリーズには相居飛車編もあります。
最前線物語 (深浦康市)
研究家としても知られる深浦九段による最新定跡ガイド。
あらゆる戦型をとりあげて、プロ将棋の争点となっている部分が理解できます。棋力向上はもちろんながら、プロ将棋観戦にも役立つ本。
最新戦法の話 (勝又清和)
主要な戦法について解説していますが、スペシャリストのインタビューが出色です。通常の定跡書とは異なり、読み物としても楽しめる将棋本になっています。
あえて難点をいえば、今では見かけることのなくなった「藤井システム」についてのページが多いことでしょうか。
(番外)定跡を学ぶためのパソコンソフト
書籍で定跡を学ぶ利点は、「石田流」「横歩取り」など個別テーマの定跡が詳しく学べるところです。
総合的に定跡を学ぶなら、書籍もいいですが、パソコンソフトが特にお勧めです。
対局しながら広く定跡を学ぶことができます。
定跡学習ソフトの定番となった「激指 定跡道場」シリーズ最新版。
所司和晴七段による全戦型の最新286講座。定跡のポイントとなる次の一手3000問。定跡局面から対局する定跡道場など。